イヤイヤ期は親のイライラ期!?
自我が芽生えてイヤイヤ期になると親側もイライラが蓄積していきます。「はやくやってくれ」「それじゃ危ない」「散らかるし汚れるからやめてくれ」という思いが根底にあると思いますが、こちらとしても事情がありますからあまりイヤイヤを受け入れることが難しいですよね。
ということで「こうやりなさい」「はやくしなさい」「自分でやりなさい」「親がやるから今は自分でやらなくていい」と言ってしまいがちですが、それはそれで子供側としては「なんなんだよ」と言いたくなるでしょうね。
そういわなくても自ら動いてもらうために、今はうちではこんなやり方でやっています。
「ご飯嫌だ」
→「じゃあ先に食べてるね」ってことで親が先にムシャムシャ食べ始めます。すると「ちょっと何食べてるのよ」と興味深そうに近づいてきてくれるので「食べる?」という感じでご飯を差し出すと一緒に食べるようになります。
「おもちゃ嫌だ」
→「じゃあ貸してもらうね」ってことで親がそのおもちゃで遊びます。楽しそうにしていたり黙々と遊んでいると「ぼくもやりたい」というか「それぼくのなんだけど!ぼくがあそぶ!」と強奪しに来ます。乱暴にはしないでと注意しますが結果としておもちゃで遊び始めます。
「歩くの嫌だ」
→「じゃあ公園内の向こうで待ってるね」ってことでそそくさと先に目的の場所に行きます。例えばブランコのある場所とかです。そうすると「おーい、ぼくもいくよー」と来てくれます。
この時、子供の方を向きながら「あっちに行くからね!おいでよ!」と言いながら行きます。置いてかれたと誤解させないようにするためです。また、道路ではやりません。どこか違う方向に行くと交通事故にあってしまうかもしれませんから。
「着替え嫌だ」
→「じゃあこっちはこっちで着替えさせてもらうよ」と自分が着替えます。とはいえ服を脱いでまた脱いだ服を着るだけですけども。そうしていると興味深そうにじーっと見ているので「さぁ君の番だ」とばかりに服を着させると嫌そうにしていた感情が少しマシになります。
自分の意志でやりたいように仕向ける
大人もそうですけど嫌なものは嫌ですからそれを無理にやらせようとしてもうまくいかないです。力ずくでやらせるという手もなくはないですが禍根が残りますからなるべくそれは避けた方がいいです。上で書いたやり方は嫌だという思いから「ぼくもやる」に変えるやり方です。
とはいえすぐに気持ちは切り替えられませんから、根気よくやっていく必要があります。たとえるなら釣りをしているような感覚です。釣り糸をたらして無心で待ち、くらいついてきたらその瞬間を見逃さずに引き上げて目的を遂行する、そんな感じです。
コメント