はじめに:筆者の体験エピソード
うちの息子(当時3歳)は、ごはんの時間になると椅子から立ち上がってキッチンをうろうろすることが多く、毎回食事が30分以上伸びることが悩みでした。お皿をひっくり返したり、椅子を押して遊びに行ってしまうこともあり、私自身もイライラしてしまう日々。外出前にごはんを済ませられず遅刻しそうになることもあり、「食事は短く、楽しく終えたい」と強く思うようになりました。
問題の本質:どうしたいのか
食事中に立ち歩くことで困る点は主に3つです。①時間がかかる、②安全面(落下や食べ物をこぼす危険)、③親子双方のストレス増加。私は「子どもが安全に、かつ自分で落ち着いて座って食べられる」ようにしたいと考えました。
解決手順(基本編)—7つのステップ
-
環境を整える(安全で誘惑を減らす)
椅子周りにおもちゃやリモコンを置かない。テーブルの上も必要最低限にします。座る場所にクッションやベルト(必要ならベビーチェア)で安定感を与えます。 -
ルールを事前に共有する(短く・肯定的に)
「ごはんのときはイスに座ろうね。立ったら『おしまい』と言ってお皿を片付けるよ」と短く伝える。否定ではなく「〜しようね」と言うのが効果的です。 -
視覚的タイマーを使う
砂時計やタイマー(光る・音のものではなく視覚でわかるタイプ)で「この砂が落ちるまで座ってみよう」と提示。子どもは目に見える時間が分かると頑張れます。 -
小さな報酬を用意する(即時フィードバック)
座って食べられたらシール1枚、3回で小さなご褒美にするなど、成功体験を積ませます。ご褒美はすぐ与えられるものが効果的です。 -
料理の一部を子どもに任せる(関与を高める)
取り分けやスプーンを渡して「ママと一緒に最後まで食べよう」と参加感を高めます。関わることで椅子にいるモチベーションが上がります。 -
短時間で済むメニュー設計
噛むのに時間がかかるものばかりだと集中が切れます。柔らかく小さく切ったものや一口サイズを増やすと完食までの時間が短くなります。 -
ルーチン化して予測可能にする
食前に手を洗う、椅子に座る、砂時計をセットする…という一連の流れを毎回同じにして「これをすると食事が始まる」と理解させます。
具体的にどのように便利になるか(効果の例)
-
以前は食事30〜40分→ステップ実施後は15〜20分で完了。朝の準備や保育園送迎に余裕が出ます。
-
立ち歩きで食べ物をこぼす回数が激減し、掃除の手間が減ります。
-
子ども自身が「座って食べるとシールがもらえる」と学び、自発的に座る回数が増え、親の注意が減って親子の雰囲気が穏やかになります。
応用編:さらに良くする工夫
-
感情ラベル付け:食事中にそわそわする理由が「退屈」や「もっと遊びたい」など感情なら、食後に遊ぶ時間を約束しておくと落ち着くことが多いです。
-
選択肢ルール:例えば「今日は青いスプーンと赤いスプーン、どっちで食べる?」と選ばせることで主体性を与え、結果的に椅子に座る時間が伸びます。
-
段階的ルール緩和:最初は短い時間(砂時計1個分)だけ座れたら褒める。慣れたら徐々に時間を伸ばす。無理に長時間を求めないことが継続のコツです。
-
家族全員でルールを守る:父親や兄弟も同じルールを徹底すると子どもの順守率が上がります。
まとめ
食事中の立ち歩きは「悪い癖」ではなく、子どもの発達段階や環境の影響で起きる自然な行動です。重要なのは叱ることよりも、環境の工夫・予測可能なルーチン・短期的な報酬で「座ること=いいこと」と学ばせることです。今回紹介した7ステップと応用編を試せば、食事時間が短く安全になり、親子のストレスも確実に減ります。まずは環境整備と砂時計から始めてみてください。成功体験が積み重なると、きっと食卓がもっと楽しくなります。

コメント